楽天経済圏の中で初心者でも稼ぎやすい方法として実践したいのが楽天アフィリエイト。
楽天アフィリエイトは、他社のアフィリエイトサービスよりも参入しやすい一方で、効率よく稼ぐには以下のようなポイントを抑えておくことが大切です。
楽天アフィリエイトについて
- 楽天アフィリエイトは審査なしで始められる
- 紹介できる商品の種類が豊富
- 商品を紹介する際にはリンクの特性を理解して使い分ける
- 報酬率は決して高くないので売れやすい商品を上手に紹介する
- 自分で購入する自己アフィリは一部サービスのみ許可されている
- 他者とは異なる独自のルールがあるので理解しておく
この記事では、楽天アフィリエイトを上手に活用する方法を詳しく紹介しているので、アフィリエイトを始めてみたい方は参考にしてください。
楽天アフィリエイトの基本情報
楽天アフィリエイトは楽天が展開しているアフィリエイトサービスで、楽天関連の商品のみ紹介できます。
楽天はAmazonと並び、知名度の高い大きなECサイトです。
利用者数もずば抜けて多く、圧倒的なブランド力があるため、楽天の商品を紹介すれば何かしら売れる可能性があります。
クリック型広告報酬ではなく、成果型報酬のため、商品を購入して貰った時だけ成果が発生する仕組みです。
まずは楽天アフィリエイトの特徴に関して解説します。
楽天会員なら審査不要で使える
楽天アフィリエイトは、楽天会員なら審査なしで始められます。
多くのアフィリエイトサービスでは提携時に審査が必要となるため、ブログの内容や充実具合によっては、そもそもアフィリエイトを行うことすらできません。
実際、AmazonのアフィリエイトであるAmazonアソシエイトも審査が行われます。
またASPの中にも審査必須のところが多く、アフィリエイトを開始するまでにハードルがあるわけです。
審査日数は各社異なりますが、基本的には2~3日程度時間がかかるのが一般的です。
アフィリエイトを行おうと思っても審査が終わるまでタイムロスが発生するため、手軽さに欠けます。
その点、楽天アフィリエイトはほとんどのASPで即時提携です。
そういった面を踏まえて考えると、楽天会員ならすぐに始められる楽天アフィリエイトは活用しやすいサービスです。
楽天登録時の基本情報をそのまま引き継げるため、登録における時間もかかりません。
楽天アフィリエイトで紹介できる商品は?
楽天アフィリエイトでは、楽天市場で販売されている商品ならほぼ全て紹介できます。
また物販だけでなく、楽天の各種サービスも紹介可能です。
かなり数が多く掲載しきれないのでこちらを参照してください。
他のASPでも楽天関連の商品を紹介できるサイトはありますが、ラインナップが微妙に異なります。
もちろん楽天アフィリエイトが最も幅広く紹介できるため、楽天関連の商品をメインに取り扱いたい場合は登録しておくべきアフィリエイトです。
物販に関してはオールジャンルを制覇しているといっても過言ではないため、ブログのジャンルを問わず、広告掲載したい商品が見つかるはずです。
他社のASPでは取り扱い商品が限定的なところもありますので、商品数の多さは楽天アフィリエイトの強みです。
楽天アフィリエイトの使い方
楽天アフィリエイトをおこなう場合の具体的な手順は以下です。
- パソコンやスマートフォンから楽天アフィリエイトのサイトを開く
- 楽天市場で登録しているIDとパスワードを使いログインする
- 基本項目を入力して、楽天アフィリエイトの登録を完了させる
- ブログなどで紹介したい商品を探す
- 商品リンク作成ボタンを押し、画像の有無やサイズを選択する
- 生成されたソースコードをコピーして、ブログなどに貼り付ける
基本的な使い方に関しては他社ASPと大きな違いはありませんが、楽天アフィリエイトは楽天商品だけに限定されているため、紹介する商品を探しやすいです。
リンク生成における特徴について、掘り下げて解説します。
紹介する商品の検索方法
楽天アフィリエイトでは、以下2つの方法で紹介する商品を検索することができます。
- キーワード検索
- URL検索
キーワード検索では、たとえば任天堂switchと入力すれば、取り扱いのあるショップが一覧で表示されます。
一方URL検索では楽天市場を見ていて紹介したい商品があった場合、そのページのURLを入力すると、ダイレクトにリンク作成画面へと移ることが可能です。
楽天アフィリエイトは商品の絞り込み機能も充実しており、商品の価格帯や報酬料率からも検索ができます。
高単価な商品を積極的に紹介して、成果報酬をアップさせたい時に便利です。
リンクの生成方法
楽天アフィリエイトでは、商品リンクだけでなくショップリンクの作成も可能です。
ショップリンクから商品購入がおこなわれた場合も、商品リンクと同様に成果報酬が発生します。
誰もが知る有名ショップのリンクなども数多く用意されているため、ブログ内でのちょっとした装飾などに活用する手もあります。
他にも特定の商品検索時のページリンクを表示させることも可能です。
たとえば任天堂switchなど取り扱いショップが複数あるような時に、特定のお店で販売されているページを紹介するのではなく、任天堂switch全体の検索ページに飛ばすような方法です。
クリックした人が購入に至るまでの手順が増えるというデメリットはありますが、万一どこかのショップで品切れでも他のショップで買って貰えるというメリットもあります。
楽天アフィリエイトでは主にこの3種類のリンク作成ができるため、必要に応じて使い分けましょう。
SNSでの紹介も可能
楽天アフィリエイトはブログやサイト内だけでなく、SNSへのリンク作成も簡単におこなえます。
私たちがよく利用するSNSでアフィリエイトが可能です。
- TikTok
- LINE
リンク生成画面、これらのの幾つかのSNSのアイコンが用意されているため、それをクリックすれば自動的に投稿できる仕様です。
簡単な手順でアフィリエイトできるため、ブログなどの媒体を持たない人でも活用しやすいアフィリエイトサービスです。
楽天市場における商品ページから直接アフィリエイトできるのは、他のASPにはない楽天ならではの強みです。
上手に活用できれば成果に繋がりやすくなります。
成果報酬の受け取りについて
楽天アフィリエイトの成果報酬受け取りは、原則として楽天キャッシュになります。
現金での銀行振り込みは、条件を満たした場合のみです。
以下の表をご参照ください。
受け取り方法 | 成果報酬の受け取り条件 | 振込手数料 |
---|---|---|
楽天キャッシュでの受け取り | 1円から可(ただし3000円以上の報酬受け取りにはID連携が必要) | なし |
銀行振込による受け取り | 3か月連続で5000円以上の成果を獲得している場合のみ | 250円(楽天銀行のみ30円) |
このように銀行振込で受け取るには、3か月連続で5000円以上の成果を獲得している必要がある他、審査も行われます。
また一度審査に合格しても、更新審査もおこなわれるため、永続的に銀行振込をしてもらえるわけではありません。
ASPの中には少額から現金で受け取れる会社もあるので、この点における自由度は低いです。
そして銀行振込における手数料の250円は自己負担になります。
楽天銀行のみ手数料30円ですから、少しでも成果報酬を多く受け取るには楽天銀行を利用するのがおすすめです。
楽天アフィリエイトで稼ぐためのポイント
一般的に、楽天アフィリエイトは他社ASPよりも報酬が低く設定されています。
そのため楽天アフィリエイトを使って稼ぐには、他社ASPを利用するのとは異なる手法を考えなくてはいけません。
1件あたりの報酬が低いということは、単価の低さを補うためにクリック数を増やす必要があります。
PV数を増やすことにフォーカスするのはもちろん、楽天アフィリエイト独自の機能を使いこなすことも重要です。
アフィリエイターのクリック率が上がり成約に繋がるようなサポート機能があるため、上手に活用するとよいでしょう。
楽天アフィリエイトでの稼ぎ方を掘り下げて解説します。
成果報酬のカウントについて把握する
楽天アフィリエイトでは、成果が生じた際の報酬はジャンルごとに設定されています。
- 4%: ファッション関連、食品・飲料、ペット用品、美容・コスメなど
- 3%: キッチン用品、インテリア、おもちゃ、本・雑誌など
- 2%: 家電、パソコン、車用品、CDやDVDなど
それぞれのジャンルにより成果報酬が固定されていますので、なるべく成果報酬の高いジャンルを狙うというのが方法の一つでしょう。
料率の高いジャンルで稼いでいた場合、大きな影響を受けることになります。
今まで以上にPV数及びクリック率を高める工夫が求められるため、より多くの人が興味を持つジャンルを狙うのもポイントでしょう。
もちろんこれは他社ASPにも言えることですが、報酬率が低設定の楽天アフィリエイトを用いる際は、より一層クリック数を稼ぐことにこだわる必要があるかもしれません。
広告掲載品が売れる必要はない
アフィリエイトリンクに載せている商品と、実際にリンクを踏んだ後に購入した商品が異なっていても、報酬が入ります。
たとえばAという商品のリンクを閲覧者がクリックし、その後楽天市場を覗いて、結局Bという商品を買ったとしましょう。
この場合はBのジャンルにおける報酬を貰えます。
つまり、必ずしもリンクにした商品を売る必要はないわけです。
より高価な商品や料率の良いジャンルへの誘導として、リンクを設置しておくこともできるわけです。
このように仕掛けづくりとしてリンクを貼るのも、報酬を増やすテクニックでしょう。
モーションウィジェットを活用する
楽天アフィリエイトにはモーションウィジェットと呼ばれる機能が標準装備されています。
閲覧者に合った商品を自動表示してくれるタイプのリンクです。
過去の購入履歴や閲覧履歴などから購入可能性の高い商品の傾向を把握し、最適と思われる商品をページ上に複数表示してくれます。
何かしら興味を引く商品が掲載されるわけですから、的外れな商品リンクを設置しておくより、売上へと繋がる可能性は高くなります。
固定の商品リンクの場合、品切れや販売終了によるリンク切れのリスクがあります。
しかしモーションウィジェットならその時に販売されている商品の中から選んでくれるため、リンク切れの心配もありません。
リンクを踏んだ後の取りこぼし抑制も期待できるわけです。
モーションウィジェットでは、閲覧者の購入傾向にあった商品を表示する方法と、楽天の売れ筋ランキング上位の商品を表示する方法の2パターンから選べます。
ただし紹介する商品に自信がない場合、モーションウィジェットに頼りたくなりますが、使いすぎは避けましょう。
特にブログ内で紹介した商品の購入意欲が高まっているユーザーにモーションウィジェットですと、逆効果となるケースも多いです。
モーションウィジェットは、補助的に使うツールとしての位置づけが丁度良いでしょう。
他社のアフィリエイトと併用する
今回ご紹介した通り、楽天アフィリエイトにおける報酬料率は決して高くありません。
閲覧者が必ずしも楽天で商品を買うとは限らず、クリックした後Amazonなど別のECサイトに流れてしまうことも多いです。
楽天アフィリエイトだけに頼らず、他社のアフィリエイトサービスも活用しながら報酬アップを目指すのがおすすめです。
こちらも参考にしてください
楽天アフィリエイトの注意点
楽天アフィリエイトで効率よく稼ぐためには、注意点もしっかりと押さえておかなければなりません。
特に報酬の発生に関しては注意事項が多く、深く理解していないと成果報酬を得にくくなってしまいます。
掘り下げて解説するので、見ていきましょう。
成果報酬を受け取るまでに時間がかかる
リンクから売上が発生しても、報酬をすぐに受け取れるわけではありません
確定するのは成果が発生した翌月末となりますので、おおよそ1か月程度期間が設けられているわけです。
売上の変更やキャンセルが起こることもあるため、その後確定を待ってからの支払いとなります。
この1か月ほどの間にキャンセルなどが起きると報酬が得られないため、キャンセルが起こりやすいジャンルのアフィリエイトをしている場合には注意しなければなりません。
確定待ち期間が長いため、予約系のサービスですと実際に利用せずキャンセルが起こる可能性も十分にあります。
よって貼るリンクがキャンセル発生しやすそうなジャンルに偏らないような戦略で、アフィリエイトをおこないましょう。
同一ユーザーや同一商品の成果報酬は上限あり
楽天アフィリエイトでは同一ユーザーや同一商品の成果には上限が設けられているため、上限以上の成果分に対する報酬は付きません。
まず同一ユーザーにおける売上は、月3,000円まで。
たとえば4%の料率ですと、1人のユーザーに対する売上は月25万円が上限となります。
滅多にないことではありますが、あまりに高額な商品へ誘導してしまうと、取りこぼしが発生してしまうわけです。
また同一商品の売り上げは、1商品につき1,000円と定められています。
複数のユーザーからの売上であっても、同じ商品に偏ると、やはり上限額を超える可能性が出てきます。
トレンドブログが当たった場合など、1つの商品に注文が殺到するケースもあるでしょう。
取りこぼさないためには、やはり他の商品への誘導となるようなリンクを用意したり、他社のアフィリエイトリンクを設定しておくなど回避術も取り入れていくべきです。
まとめ
楽天アフィリエイトでは、他社アフィリエイトにはない商品の紹介もできるため、幅広いジャンルに対応できます。
確かな知名度がある楽天のブランド力も味方につけられることから、ユーザーの購買意欲を引き出しやすいといった魅力もあるでしょう。
物販だけでなくサービス系の紹介もできるため、使い方次第では高額報酬を得ることもできます。
また楽天は独自の経済圏を構築してユーザーを囲っていく戦略を立てています。
一定数のユーザーがアクティブに楽天サービス利用しているのでターゲットにするのもおススメです。
とはいえアフィリエイト報酬料率は低く設定されており、報酬の受け取りにおける制限も多いです。
楽天アフィリエイト「だけ」に頼るのは、特に初心者の場合あまり向いていません。
他社のアフィリエイトサービスと併用しながら、サブ的扱いとして使うのがおすすめです。
適所に楽天アフィリエイトのリンクを設置し、ブログなどの収益アップに役立てましょう。
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