ペルソナとは顧客像を設定すること。
ブログやウェブサイトの構成や集客を考えた時にペルソナを設定することが非常に大事です。
ラテン語で「仮面」という意味で、元々は心理学などで使われていた言葉ですが、マーケティングでもターゲット層を絞り込むという戦略のもと、ビジネスの世界でも使われるようになりました。
やはりインターネットの発達によって検索エンジン集客ではターゲットキーワード、 ウェブ広告の場合でも詳細なセグメントが決められるようになったため、ペルソナ設定も重要だという認識が増えてきましたね。
ペルソナ設定のメリット
ホームページ構成やインターネット集客でもペルソナ設定をすることによって、しっかりと的確なアプローチができる強みがあります。
特に個人ではなくチーム・複数で運営する場合、ターゲットとなる人物像を共有できる部分でも強いです。
細部まで共有出来る事により、迷わず一つのゴールに向かって進める部分でもお勧め。
実際には以下の内容に注意しながら作成していきます。
ペルソナ設定の情報収集の方法
- お客様に聞く
- アクセス解析から分析
- 公開データから情報収集
ペルソナ設定に関するコツ
- 内面的要素をしっかり設定する
- 広く浅くではなく「狭く深く」設定する
- ペルソナ設定は定期的に見直す
では詳しくペルソナ設定の作り方とコツ・注意点についてご紹介します。
ペルソナ設定の項目は?
ペルソナは基本的に人間の外面・内面の両側面から考えます。
単純に年齢や性別だけを設定するわけではありません。
明確な人物像がイメージできるようなペルソナ設定を行うことによって明確にアプローチができます。
外面的要素
外面的要素は現在のプロフィールです。
現在の生活環境や属性などの要素が中心になります。
- 年齢
- 性別
- 学歴
- 仕事
- 年収
- 恋人・結婚・家族
- 地域
- 生活パターン
内面的要素
内面的要素は考えていることや現在の悩み、将来像など心理的な部分が中心になります。
- 性格
- 人間関係
- 悩み・課題
- 将来像
- きっかけ
- チャレンジしたいこと
弊社のペルソナ設定事例
先ほどの外的・内的要素を踏まえて参考にしてください。
外面的要素
- 年齢38歳
- 男性
- 4年生大学卒業(無名)
- 店舗経営者、従業員アルバイト2名
- 開業して4年目
- 年収5百万
- 既婚 子供1人あり(3歳女児)
- 札幌市の区内在住
- 賃貸マンション、仕事が忙しく家と会社を往復している。
内面的要素
性格は少し内向的、初対面の人に話しかけるのが少し苦手。
一見クールに見えるが頼られると前向きに力になろうとする部分がある。
人間関係は広くないが付き合うと深い部分で長く付き合うことが多い。
インターネットに詳しくないが可能性は感じていて、使えるようになれば仕事の幅が広がると考えている。
元々アナログ人間で苦手意識があって手が出せていない。
将来はインターネットを活用して効率化して店舗を大きくしたいと考えている。
もしインターネットを学べる機会があって、誰かに丁寧に教えてもらうきっかけがあればしっかり長期的に勉強して、今の店舗の集客をインターネットで活用していきたい。
ホームページ運営とネットからアクセスを集めてみたいとチャレンジ精神を抱えながら生活している。
このような形でペルソナ設定を行ってページ作成・ネット集客を行っています。
実際のペルソナ設定の見つけ方
では実際にサービスや商品販売を行う、サイトやブログ運営を行う際にどうやってペルソナ設定を行えばよいのか?
まずは情報収集する所から始めます。
お客様に聞く
サービスやビジネスを展開していてお客様とやり取りが可能な場合は、実際にお客さんに聞いてみるのが一番です。
アンケートや直接聞いてみる事を行ってみましょう。
自社運営の感想やサービスの評判やポイントなど聞いて、その情報を元にペルソナ設定を行います。
特にサービスを申しこんでくれた時、購入をされたときに「なぜ私たちに決めたんですか?」「何か決め手はありましたか?」という質問を投げかけるだけでも良いです。
シンプルですが効果ありです。
アクセス解析から分析
もし運営上、現時点でお客様に聞くのが難しい場合はさまざまな所から分析しながら進めます。
すでにブログやウェブサイトを運営してるのであれば、アクセス解析から検索されているキーワードを分析してペルソナ設定を行います。
検索キーワードをしっかし観察していくと、ユーザーが何を欲しているか見えてきます。
その情報を元にペルソナ設定を行うと良いでしょう。
公開データから情報収集
自分が関係あるジャンルの調査機関や公的機関が公開している調査データを基にする事も一つです。
公的機関の公開データや民間企業が、無料や有料で公開しているデータからペルソナ設定を考える事もできます。
設定時に関する知っておきたいコツ
情報収集を行ってペルソナ設定に入りますが、設定の際に知っておきたい事についてご紹介します。
内面的要素をしっかり設定する
ターゲットを明確にイメージできる
特に内面的な要素をしっかり設定することで、その人が本当に「望むこと」「やりたいこと」に対するアプローチが上手にできます。
その人の心に訴えかける事ができるようになります。
特にインターネットで情報収集している場合は、だいたい悩みを解決できる、知りたい情報を探している時です。
その人の特性にあった興味をもってくれる情報を提供すれば自然とクリック率も上がります。
簡単な設定ではダメ
逆に「30代男性」ぐらいのペルソナ設定が不十分の場合は、実際に訴求する場合、何を考えているか絞り込めずに結局、広く浅く情報提供してしまいます。
そうすると知名度の高い有名人以外はなかなか成約に結びつきません。、
広く浅くではなく「狭く深く」設定する
ブログやウェブサイト運営に限らず、ビジネスやサービスを始めた頃はどうしても一人でも客様を獲得したいため窓口を広げたがるものです。
しかしそうするとターゲットに的確な情報を提供できなく、アプローチが出来なくなってしまうんですね。
大事なのはしっかりペルソナ設定の詳細を決めて「狭いけど深くピンポイント」をテーマに考えましょう。
ペルソナ設定は定期的に見直す
インターネットから集客する際に初期設定したペルソナは定期的に見直しましょう。
アクセス解析やコンバージョンを見ながら、数値が思ったように上がらない場合はペルソナを再設定していくことも大事です。
客観的データは大事
特にコンバージョンを考えた場合、初期設定の数字より低かった場合はペルソナ設定と商品がマッチしていない場合があります。
その場合はペルソナ再設定することも視野に入れましょう。
コンバージョンを詳しく知らない方はこちらが参考になります
また最初に決めたペルソナ設定を「間違いない」と思い込みしないように注意してください。
客観的なデータを元にずれていないかの確認も大事です。
ブログやウェブサイト作成設計との関係
やはりブログやウェブサイト設計の段階でペルソナを詳しく設定すると、ターゲットの人物像が明確になります。
同時にブログやサイト設計の方向性も明確になります。
- ホームページの設計や構築をする時
- 新規ページを作って文章を書くとき
- 展開しているサービスや商品を紹介するとき
何を伝えれば良いのか?何を書いたらいいのか?が明確にアイデアが浮かびます。
マーケティング要素を取り入れて、ペルソナ設定をしておけば自然とブログやサイト設計図が出来上がるものです。
迷いがほとんどなくなります。
そして売上の上がるホームページに繋がっていくわけです。
また個別ページごとにペルソナ設定してもOK
当然、大枠のコンセプトとは外れない事が前提ですが、しっかり連携が取れていれば大丈夫です。
ただしむやみにページ作成のたびにペルソナを増やすのではなく、目標と目的を明確にしてブログやサイト設計を展開する中で進めましょう。
ペルソナ設定はそのままキーワード選定につながっていきます。
サービスや商品販売のブログやサイトは当然そうですし、アフィリエイトサイトやブログも一緒です。
まとめ ペルソナ設定は最初に必ず設定しましょう。
ペルソナ設定は全てにつながっていきます。
サイト設計やコンセプト、集客対策の場合にも軸になります。
ペルソナ設定を行うメリットとして、ブログやウェブサイト運営の方向性が解りやすくコンセプトが明確になりますし、設計や集客時にもターゲットに明確なアプローチが出来る事です。
逆に設定しないと、軸がぶれてターゲットに向けてアプローチが出来ません。
事前にペルソナ設定を行ってからブログやサイト設計やネット集客、SNS情報発信していきましょう。
ペルソナ設定を行ったら次はブログやサイト設計です