EEATとGoogleの検索品質評価ガイドラインの一つ。
サイト運営者に対する専門性・権威性・信頼性を評価する基準として公表しています。
- E=専門性(Expertise)
- A=権威性(Authoritativeness)
- T=信頼性(Trustworthness)
良いコンテンツ・サイトと同時に、
運営者の価値を高める・広げるSEO対策が必要になりました。
これからのSEO
要するに「何を伝えているか?」ではなく「誰が伝えているか?」です。
YMYLと大きく関わってくる部分です。
アフィリエイトサイトはEATやYMYLを突破しないと難しい時代に。
特に店舗や企業・個人活動のホームページ集客は追い風になっています。
ここではEEATについて基本情報と対策内容を徹底追及しました
EEATとは?
EEATの項目は大きく分類されて3つ。
実はEEATの定義はインターネットで調べてみても少しずつ違ったりします。
ですので私の見解をまとめました。
また専門性・権威性・信頼性はきっとり分類される内容や方向性が重複する事も多いです。
専門性(Expertise)
- 筆者はコンテンツに対して専門性を有しているか?
- 雑記情報ではなく、そのジャンルに詳しい人がコンテンツ提供しているか?
- 誰が伝えているの?
書いてある情報に専門性があると判断される事が重要です。
職歴や学歴などの関係しています。
情報発信している内容に関して詳しい人なの?
どんな人なの?
「AさんはOOの人、OOに詳しい人、OOの仕事をしている人」なのか?
ですので雑記サイトやブログではなく「専門性のあるサイト運営」が求められます。
例えば「パン生地の作り方」というぺージの場合。
パンを作った経験のない人がネットから調べて書くよりも、10年経営しているパン職人が提供する方が専門性が高いという事です。
権威性(Authoritativeness)
筆者はコンテンツに対して周囲から高い評価を得ているのか?
業界に対する影響力という事。
豊富な知識という専門性とは別に、知名度がどれだけあるか?の部分です。
3つの中で一番難しいのが権威性だと思います。
SNSでバスっただけではダメ
単に何かの投稿がSNSで投稿がバズっただけでは権威性は高まりません。
ジャンルに関して一定の評価を受け・知名度があるかどうか。
本当に権威性が高ければ、SNSサイテーションや第3者から自然リンクされたり紹介されていると思います。
運営者がパン屋さんを経営・パン教室を開催している人。
パンに関する地域活動や商売を行い、世間からパンに関して一定の評価・知名度があるという事です。
信頼性(Trustworthness)
- 提供コンテンツは信頼できる内容か?
- 情報は正しいのか?
誇大表現などはないか?などの情報の正確性が関わってきます。
「その情報は信用していいの?」「情報提供者は信用していい人なの?」
またコンテンツ以外にも、サイト運営の信頼性として以下なども対象になります。
- 運営者情報の公開・透明化
- SSL(https)対応化
- 電話や取い合わせなどはあるのか?
例えば個人情報が悪用されたり、クレジットカード情報が盗まれたりする「危険を感じる」サイトは信頼性を著しく下げるでしょう。
パン屋に関する情報がはっきり公開されている。
パン職人さんの運営者情報元や連絡先がしっかり掲載されている。
以上、EAT=専門性・権威性・信頼性に関する基本情報でした。
捉え方は個人差があると感じましたが、私はこのような内容で認識しています。
EEATがインターネット上でどう評価されるのか?
さまざまな手順でEEAT部分で評価されますが、基本的は下記のようなイメージだと思います。
美容院A店を経営しているとします。
- 「美容院のA店」のサイテーション情報がユーザーのブログやSNSから言及されていた。
- 中にはホームページをリンクしてくれる人も。
- 各プラットフォームやポータルサイトなどのサイトが表示されている。
↓
美容院A店に関する情報が、一定量インターネットで話題になっていく。
↓
ネット上で継続的に話題になっていくと
グーグルもA店は美容院として「一定量の話題があるお店」と評価も高くなります。
そこで専門性・信頼性の評価が上がります。
↓
- 「在籍の美容師が大会で賞をとった」
- 「美容師関連の書籍を出版している」
- 「権威性のあるサイト(ドメイン)に情報が公開されている」
- 「SNSでフォロワーが多く、固有名詞情報量が多い」
- 「何かのプレスリリースなどで情報が公開されている」
さらに上記が加われれば、権威性もアップします。
この状況が継続的に構築される事によって、EAT評価が高くなっていきます。
EAT対策は何をどうすれば良いか?
ここでは区別しましたが、対策内容と効果に関しては重なる部分も多いです。
専門性の出来る事
- コンテンツを継続的に提供・公開していくこと。
- SNSから情報発信していく。
継続していく事で、知識を豊富に提供できます。
また資格や経験、実績を一次筆者情報と見解などを公開していくと良いでしょう。
継続的な情報発信が近道
継続的にコンテンツを提供する事によって、被リンクやサイテーション、SNSアクションを獲得できます。
これを長期的に継続的に行う事によって専門性の高い人と認識され、権威性につながっていきます。
検索クエリなど、固有名詞で検索される対策も効果的です。
権威性のできる事
社会的な知名度を上げていく事が権威性の向上につながっていきます。
- 公的機関や各協会より紹介される。
- 講演やセミナーを開催する。
- 書籍出版などの普及活動を行う。
単にホームページに自分情報を掲載するだけではダメで、あくまで周囲の知名度が上がる事が条件になります。
良い方向で知名度が高くなるに比例して権威性も向上します。
信頼性のできる事
専門性と重複しますが情報に対してしっかり調査をして、根拠を提示する内容を更新。
なるべく情報の正確化を図るために引用・参考文献を多用しましょう。
そして根幹になる部分。その人は信用できるの?
結局誰が発信しているの?
また引用元を掲載し、情報元をはっきりさせることも大事です。
「良いコンテンツ」ではなく「誰が情報提供しているの?」が信頼性の基本です。
ハンドルネームで運営して、本名や運営会社も不明、住所や電話番号、特定商取引や規約のないサイトは客観的に信頼性は薄いですよね。
名前も住所も掲載しない「匿名」「所在不明」の人が運営しています。
何も所在が解らないレベルだと厳しくなっていくかもしれません。
Googleの観点として情報に価値を持たせる事を目標としている中で。
情報元が不明な所からお金を払いたくない
普通に思う事
例えばネットショップから商品を購入しようとする際に、運営ショップに会社名も代表者名も住所も電話番号もお問い合わせフォームすらない所から、お金を出して購入してもよいと思う人がどれだけいるか?
やっぱり自分だったら運営情報のまったくないネットショップから何かを購入するのはちょっと嫌です。
特にクレカ情報など入力したくありませんよね。
その商品がサイトやブログの場合のコンテンツ情報に置き換えれば一目瞭然。
運営元がまったく解らない場合「その情報は正しいの?」から入る人も。
掲載しないと信用されないので。
普通に取引とか購入とかしてもらえません。
アフィリエイトやブログの匿名運営を軸に行っている人は、この感覚が欠如している場合が多いのかなと思います。
サイテーションの考え方や対策はいろいろありますが、最低限の対策として当たり前の所から始めるのも良いと思います。
まとめ
EAT(専門性・権威性・信頼性)はSEO対策の中で重要になってきました。
これからの検索エンジンは「どんな内容か?」の前に「誰が発信しているか?」という時代になりました。
検索フィルターに引っかかる可能性
YMYLの関係でEAT要素が全くないサイトは、検索アルゴリズムのフィルターがかかり、コンテンツが良くても上位表示できない事例も多くあります。
特にEAT要素が難しいアフィリエイトサイトは逆境の時代です。
EAT対策一覧
- 専門性を提示できるものは表示
- 個人情報の透明化を図る
- 情報コンテンツに責任を持つ
- 情報の正確化を図るために引用・参考文献を多用
- 継続的に情報コンテンツを提供していく
- SNSから情報発信していく
逆にチャンス
逆にEAT要素をはっきり提示できて、Googleや世間の評価を得る事ができれば、多くのライバルよりも業界内でよいポジションを確立できるでしょう。
↓もし店舗・企業系・個人でSEOに興味のある人はこちらも役に立ちます
Googleの基本方針は「ユーザーファースト」です。
どうすればユーザーに信頼を勝ち取る事ができるか?が近道かもしれませんね。