知っておきたいアンカーテキストの設定方法と注意事項

知っておきたいアンカーテキストの設定方法と注意事項


アンカーテキストとはインターネット上で他のページにリンクする際の言葉です。
HTMLのアンカータグで囲まれたテキスト部分の事でリンクテキストとも呼ばれます。
 
主なアンカーテキストの目的は3つ。
 

リンク先の内容を伝える

アンカーテキストとしてはリンク先のページの内容を伝える目的があります。
閲覧しているユーザーに対して「こんなサイトですよ」とリンク先の情報を伝える。
 

ユーザーを誘導するアナウンス

また「詳細はこちら」「続きはこちら」など誘導アナウンスをするためにも使われます。
 

SEO対策のため

そしてアンカーテキストはSEO関係でリンク先のページの順位に影響します。
ですのでテキスト内容によるSEO対策をする事もあります。

ではアンカーテキストの書き方やSEO対策などを解説していきます。

アンカーテキストの書き方

まずアンカーテキストはどこか?
リンクタグを挿入する際のテキスト部分の事です。

アンカーテキストの記述例

<a href=”https://full-spec.co.jp/walker_net/”>ウォーカーネット</a>

実際のリンクです

ウォーカーネット
※TOPページにジャンプします。
記述例でこのウォーカーネットの部分がアンカーテキストになります。

SEOとアンカーテキストの関係

アンカーテキストとSEOは深い関係があります。
大きく外部SEOと内部SEOに分類してみていきましょう。

外部SEO対策との関係

他のサイトへのリンクする際のアンカーテキストも対策項目になります。

リンク先が他社(他者)サイトの場合は、自分のSEO対策には正直関係ありません。
※(発リンクではなくアンカーテキストで)

しかし自分の他サイトへのリンクはアンカーテキストを考える必要があります。

自分の別サイトへの外部リンクは重要

自分が運営している別サイトへリンクする際のアンカーテキストは、SEO対策を考えて言葉を選ぶ必要があります。

内部SEO対策との関係

内部SEO対策で、サイト内リンク(ページ間リンク)の際にアンカーテキストを上手に使っていく必要があります。
内部リンクを絶対に軽視してはいけません。
立派なリンク対策です。

内部リンクのアンカーテキストはすごく重要

アンカーテキストをいかに設定するかによって検索アルゴリズムの各ページの評価、そしてサイト全体の評価が変わってきます。

アンカーテキスト対策をすると、大きな変化や効果がありますので、絶対に対策したい項目の一つです。

アンカーテキストのSEO効果を高めるコツ

では実際にアンカーテキストを設定する上でSEO対策を考えたコツをお伝えします。
すぐに実践できる内容ばかりです。

アンカーテキスト=上げたいキーワード

まずはリンク先のページの上位表示させたいキーワードを含める事です。
最低限の対策になります。
「このページ」「こちらをクリック」「こちら」では効果がないです。
 

具体的なキーワードを含めます

例えば以下のページの場合。
「サイテーション対策の方法はこちら」とキーワードを含めることが大事です。
※実際にジャンプします。
⇒ サイテーション対策の方法はこちら

リンク先のページがイメージできる

先ほどのターゲットキーワードの考え方と一緒ですが、リンク先のページが想像できた方が良いです。

「サイテーション対策の方法はこちら」というアンカーテキストの場合。
「ページ先にはサイテーションに関する対策の方法が掲載されているページなんだな」と想像できると思います。

上手に検索順位で上げたいキーワードを入れながら、親切なアンカーテキストを作りましょう。

タイトルタグを入れる場合

個人的にはそのままタイトルタグを全部入れたアンカーテキストも良いと思います。

タイトルタグはしっかりSEOを考えて作成したと思います。
そこにはターゲットキーワードも入っていて、クリックしてもらいたいように設定しているはずです。

ワードプレスの場合、内部リンクプラグインを利用する際には、タイトルタグがそのままアンカーテキストになっている場合が多いですね。
活用しても良いと思います。

altタグの場合もテキスト設定する

画像や写真ファイルの場合、altタグに入れる言葉がアンカーテキストと同じような役割を果たします。

<a href=”https://full-spec.co.jp/walker_net/seo/citation/”><img src=”https://full-spec.co.jp/walker_net/wp-content/uploads/2019/05/citation1.jpg” alt=”サイテーションとは?”></a>

※実際にページで使っている写真へリンクしています。

ヘッダーやフッター・ナビゲーションのテキスト設定

出来ればアンカーテキストはSEO対策を考えて設定した方が良いです。
テンプレートの関係上、設定できない以外は最適化をお勧めします。

さすがにレイアウト上、キーワードだけの表示になりますがそれでも大丈夫です。
立派な内部リンク対策の一つです。

アンカーテキスト設定の注意点

ではアンカーテキストを入れる際の注意点。
そしてやってはいけない事項について詳しくご紹介します。

アンカーテキストの分散

アンカーテキストを設定する上で、最も重要なのはアンカーテキストの分散です。

やりすぎない

「このキーワードで上げたいんだ」という思いが強すぎて、例えばページ間で何十ページからの内部リンクが全て同じの場合。

過度のSEO対策とみられ逆に評価が下がってしまう事もあります。

一字一句変わらず、全てのアンカーテキストが一緒だと不自然です。

アンカーテキストの分散度合いが重要

  • ターゲットキーワードのみで内部リンクする
  • しっかり文章にして誘導するアンカーテキスト
  • ターゲットキーワードからすこし「ずらした」アンカーテキスト
  • 何もターゲットキーワードを含めないアンカーテキスト

いろいろ分散しながら調合するような意識で構築しましょう。

ページ内で全て同じアンカーテキストの場合

では逆に同じサイト内であるページにリンクした場合、全て同じアンカーテキストはペナルティになるのか?

結論

ヘッダーやフッター、パンくずリストやナビゲーションなどのシステム上の場合は、問題ありません。
これはテンプレートの性質上、普通にあることです。

これがコンテンツエリア内で過剰に不自然な同一アンカーテキストで、異常な量がある場合は注意しましょう。

自作自演の外部リンクは気をつけて

特に外部リンクの場合は、スパムリンク扱いになる可能性もありますので、絶対に分散しましょう。
自作自演のバックリンクサイトから外部リンクする場合のアンカーテキストは、かなり気をつける必要があります。

単語(キーワード)の羅列にしない

アンカーテキストは基本、接続詞を入れた短い文章で設定します。

SEO対策を意識するあまり、単語(キーワード)だけのアンカーテキストはダメです。
露骨にキーワードだけのアンカーテキストが多いと、検索エンジンの評価が下がる場合があります。

NG例)
「サイテーション 対策 方法」
OK例)
「サイテーション対策の方法はこちら」

長すぎるアンカーテキストも良くない

逆に長すぎてもダメです。
長すぎるのも不自然ですよね。

しっかり長文でユーザーに伝えたい場合は、リンクタグと前後のテキストを分離させて見やすくしましょう。

NG例)※全部リンクのアンカーテキストです
⇒「SEOで大事なサイテーション対策の方法はこちらに詳しく掲載されています。解りやすく2000文字程度で徹底解説しています」
OK例)※大事な部分だけ完結にアンカーテキスト設定をする
SEOで大事なサイテーション対策を解りやすく2000文字程度で徹底解説しています。詳しくは下記リンクから。
⇒「サイテーション対策の方法はこちら」

しっかりと文章としてユーザビリティの良い内容にしましょう。

キーワードを詰め込みすぎない

いろいろなキーワードで上位表示したいからと言って、無理やりキーワードを詰め込みすぎないようにしましょう。
過度なSEO対策と認識されてしまいます。
 

タイトルタグ設定キーワードの数を意識

やはりターゲットキーワードの基本は、タイトルタグで設定したキーワードの数です。

2語で上位表示させたい場合は2語まで。
3語の場合はアンカーテキストも3語までのキーワード設定が基本です。

NG例)
「サイテーション 対策 方法 手順 コツ ノウハウ」
OK例)
「サイテーション対策の方法はこちら」

ページ先とは関係のないアンカーテキスト

こちらも最低限の対策内容になりますが、ページ先の情報と全く関係のないアンカーテキストはNGです。

例) 「コンテンツ記事のコピー問題について」というアンカーテキストを設定。

 

でもリンク先のページは「ワードプレスの使い方」の内容だった。

これはユーザーに対して嘘情報を伝えているのと一緒です。
コンテンツ記事のコピー問題について知りたいのに、ワードプレスの使い方しか掲載がなく全く関係のないコンテンツだった場合、ユーザーはすぐに離脱します。

内部リンクとしてもターゲットキーワードとは関係なく、クリック後の直帰・離脱率も高いと想定されます。
同時に検索アルゴリズムからも評価は良くない傾向です。

まとめ

アンカーテキストの基本情報やSEO効果、そして設定や注意点などまとめました。
やはりページの検索順位や検索評価に関わってきます。

アンカーテキスト設定は以下の内容を意識することが大事です。

覚えていくアンカーテキスト設定の基本

  • アンカーテキストとSEOは深い関係がある
  • アンカーテキスト=検索で上げたいキーワードである
  • リンク先のページがイメージできるアンカーテキストを作る
  • タイトルタグを入れる場合もある
  • altタグはしっかり設定する
  • ヘッダーやフッター・ナビゲーションなども設定

そして同時に以下の点に注意しながらアンカーテキストの設定しましょう。

アンカーテキスト設定時の注意点

  • アンカーテキストの分散をする
  • ページ内で全て同じアンカーテキストの場合はやめる
  • 単語(キーワード)の羅列にしない
  • 長すぎるアンカーテキストも良くない
  • キーワードを詰め込みすぎない
  • ページ先とは関係のないアンカーテキストはNG

ユーザーを無視した設定はNG

最も重要なのは訪問ユーザーです。
SEOを意識するあまり、訪問ユーザーに解りにくい内容でクリックされなければ意味がありません。

そしてアンカーテキストだけで順位が乱高下する訳ではありません。
やはり土台となるコンテンツの質があってこそ。

そしてSEOに関する検索アルゴリズムの評価基準は200項目以上あります。
複合的なSEO対策の一つとしてアンカーテキスト最適化に取り組んでください。

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  • この記事を書いた人

宮武大輔

ウォーカーネット運営責任者。株式会社フルスペック代表取締役。2012年WEB集客・広告業で起業。複数メディアサイト運営&ウェブマーケティング&ネット集客の受注・コンサルティングを行う。愛犬家。さらに詳しいプロフィール→宮武の詳細プロフィール