SEO対策-検索エンジン最適化

検索順位が圏外・大幅に下落する原因まとめ

検索順位の大幅下落・圏外になる主な原因


サイトやブログ運営の中で検索順位が大幅に下がった・圏外になったという経験はありませんか?
原因として下記に分類される事が多いです。

検索順位の大幅下落・圏外になる主な原因

  • 運営側のエラーや操作ミス
  • アルゴリズムアップデートによる評価が変わる
  • SEO対策のやりすぎ・自作自演
  • 第3者による改ざん・被害

自分で「SEOやりすぎた」と思う事もあれば身に覚えのない時もあります。

みや
もし下落してしまった場合は、悩む前に考えられる原因をまず見つける事をお勧めします。

ここでは圏外・順位が下がってしまう主な要因と考え方についてまとめました。

純粋な順位評価の変動による下落

一番考えられるのは検索アルゴリズムからの評価が変わった部分です。
常に継続的にアップデートしているアルゴリズムからの評価は変化していきます。

これまでは良かったが、アルゴリズムが最新になり評価基準が変わって落ちた」という事です。
 

SEO対策による通常のページ評価が変わった

通常のアルゴリズムの評価によって順位が変わってしまったということです。
サイト全体の変動ではなく、何か個別のページの順位が大きく変わった時はこの傾向が多いです。
あまり多くはないのですが、まれに個別ページだけの順位変動があります。

※また新規公開サイトの場合は、順位が安定するまで一定期間が必要です。
「なぜ順位が安定するには時間がかかるのか?」下記ページに詳しく解説しています。
→エイジングフィルターと順位変動について

実は違うワードで評価されてしまっている

ページを作成する時のターゲットキーワードでなかなか上がらない。
いざ調査してみると違うキーワードで上位表示をしてしまっていた現象です。

これは検索アルゴリズムが違うキーワードでページを評価しているということです。

Googleアルゴリズムの変更の影響

大きなアルゴリズムアップデートによって、サイト全体の評価が一変することがあります。

サイト全体の評価が変わる

ページ単位下落ではなくサイト全体の大幅下落や圏外などで見られます。

グーグルが公式発表する場合としない場合がありますが、定期的なコアアップデートによって変動があります。

みや
アルゴリズムの基準が変わるので、順位が大幅に下落して再浮上しない場合は、SEO対策の方向性を変える必要があります。

Googleガイドライン違反・ペナルティを受けた場合の下落

Googleが提唱しているガイドラインの違反が見つかった場合です。

検索エンジンは定期的に検索クローラーが巡回します。
その巡回時に大きなガイドライン違反が見つかった場合に順位が下がることがあります。

今までは大丈夫だったのに?は通用しない

ガイドライン違反は「なぜ今更?」ということがありますが、検索クローラーが回ってきた時に見つかるので、今までは運よく見つからなかっただけかもしれません。

グーグルよりペナルティ報告がある場合とない場合はあり、多くは過剰なSEO対策と判断されてしまう時です。

リダイレクト

過剰なリダイレクトが検索エンジンに悪い評価され順位が変わることがあります。

みや
アフィリエイトコード隠し、ユーザビリティに関係ないSEO対策のみのリダイレクトなどは注意しましょう。

特にアンカーテキストとリンク先がマッチしていない場合などは注意しましょう。
また.htaccessなどの転送設定ミスによる影響もあります。

コンテンツスパム

明らかに過剰なSEO対策によるコンテンツスパムは順位が下がることがあります。
古い時代であれば隠しテキストやキーワードの詰め込み・コピーペースト記事など、現在はタイトルテーマにマッチしていないコンテンツや重複コンテンツなどが当てはまります。

有害な発リンク

グーグルコンテンツガイドライン

有害な発リンクとしては、リンク先のサイトがGoogle規定に違反しているようなサイトの場合は順位が下がる事があります。
具体的にはコンテンツガイドラインに反しているサイトへの発リンクが対象になります。

Googleコンテンツ ガイドライン
https://support.google.com/surveys/answer/2483175?hl=ja

自作自演被リンク

同じく過剰なSEOとして、自作自演のリンク構造がGoogleに悪いと判断されてしまった場合は順位が下がります。
リンクスパムと呼ばれる悪質な被リンク行為から、リンク評価が無効になって順位が落ちるケースまでさまざま。

みや
特に質の良くないリンクツールや被リンクサービスには気をつけてください。

サイト運営・操作による順位変動

サイト運営や管理によって大幅な順位が変わってしまう要因に以下が上げられます。
 

サイトのリニューアル

ウェブサイトコンテンツの大幅なリニューアルを行った場合も該当します。

みや
例え「以前よりSEO対策を考えて作った」といってもコンテンツを変えた場合は、新しい評価になりますので一時期、順位が落ちる事も。

以前より質が上がっていれば時間と共に順位も回復する事がほとんどです。

サーバー変更時

サーバー変更時のタイムラグとして運営している変更直後、順位が変動することがあります。
しかし悪質な変更ではなければ数日は一週間ほどで順位が戻ることがほとんどです。
明らかにレベルの低いサーバーに変更した場合は観察してみましょう。

テンプレート変更時

同じくサイトのテンプレートが変更になった場合順位が変わることがあります。

変更したテンプレートが SEO対策が施されているか?
サイトのURLは変更になっていないかなどの注意は必要です。

セキュリティ関係

ワードプレスなどのCMSサイトでは、無断侵入されてファイルを書き換えられてしまうサイト改ざんによっては順位が変動することがあります。
不正にファイルがアップデートされていたり、サイト内容が改ざんされて順位が変動してしまいます。

管理をきちんと

対処としては、ワードプレスやプラグインはアップデートをしっかり行い最新バージョンに保ちましょう。
また更新の止まっているプラグインの利用には注意しましょう。

またSSL対応で順位が変動になる時代も来ると思いますので早めにSSL対応を推奨します。

身に覚えのないエラー系の原因

正しいサイト運営を行っているけど順位が落ちてしまうケースには以下があります。
 

検索クローラーのエラー

一定期間検索クローラーが回ってこないページは順位が大幅下落することがあります。
やはり一定期間検索クローラーが巡回して見つけてもらわないと、ベージの評価が行えないです。
robots.txtのクロールエラーの関係で一時圏外に落ちる事も。

みや
原因には諸説ありますが、対策としては全ページに検索クローラーが巡回するような内部リンクやサイトマップの対策をしましょう。

第3者の悪質な被リンク攻撃の被害

これはサイト運営者以外の3者が、検索エンジンの評価を下げようとして質の悪いリンク供給を大量に行った被害によって順位が下がることがあります。
サーチコンソールから被リンク状況を確認できます。

もし身に覚えのない悪質と判断される被リンクは、グーグルにバックリンク否認の申請が行えます。

バックリンク否認ツール

順位が圏外に落ちた時の原因と対策

まずはペナルティチェックをしましょう。
ドメインがペナルティ扱いになっていないか?チェックします。

ツールで確認する方法

グーグルサーチコンソールから確認する

グーグルサーチコンソールからメッセージが来ていないか確認しましょう。
インデックスやその他、何かエラー表示がないかの確認です。

警告メッセージがない場合は、ひとまずスパム扱いはされていないという事です。
※ただ警告がなく圏外に落ちている場合も少なくありません。

グーグル透明性レポートを使う

このようなグーグル提供のツールもあります。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=自分のサイトURL

自分のサイトURLに入力して検索窓から検索してましょう。

透明性レポート


キャプチャ画像のような結果を教えてくれます。

その他の調査ツール

aguse.jp

agus
https://www.aguse.jp/キャプチャ画像のようなチェックを行ってくれます。

もしこの時点で何らかのエラー表示があれば検索エンジンからの悪い評価がはっきりします。
何か該当した場合は明らかなペナルティとして迅速な対応・対策を推奨します。

自分で検索窓からURLを検索してみる

大抵、ペナルティがない場合はURLをそのまま検索すると1位になります。
逆に一位になっていない場合は、何らかの悪い評価をされていると思ってよいでしょう。

アップデートがあったかを確認

そして検索エンジンのアルゴリズムがアップデート・大変動になったかの確認をします。

検索エンジンの全体的な変動があったかを確認するサイト

namaz.jp

namazu

http://namaz.jp/

mozcast

mozcast

http://mozcast.com/

みや
※昔は重宝されましたが現在はあまりアルゴリズム対応されていない可能性も。

今は常時「変動あり」という表記をされますが、念のために掲載しておきます。
 

サイト全体かあるページだけかの確認

そして大きく分類してページ単位の変動とサイト全体の変動に分かれます。
基本的にサイト全体の順位が落ちたか?あるページだけが落ちたか?で対応も変わります。

そのキーワード(ページ)だけ落ちている時

基本的に最低限のサイト運営を行っていて、バカみたいなスパム行為を行っていない場合。

サイト内の中であるページだけ上下変動が起きた場合の多くは、そのぺージの評価が変わったと判断。

基本的に大きなペナルティやアルゴリズム変動時の影響を受ける時は、ページ単位ではなくサイト全体の影響を受けることが多いです。

もし数十ぺージある中で、一つだけページが大幅下落している場合は、そのページだけを改善する形になります。
正しいSEO対策が施されているページか?の確認をして最適化していきます。

全体的に落ちている時

どれかのページだけではなくサイト全体で大幅下落している場合は注意が必要です。

みや
何かのエラーでも戻ってくる場合があるので、大幅下落・圏外に落ちたからといってすぐに手を出すのは厳禁!
しばらく様子をみて要因をしっかり判別してから対策をしましょう。

原因によって対策も変わってきます。
もし圏外に落ちて、暫くしても再浮上出来ない場合は、根本的な見直しや再構成が必要になる場合も。

まとめ 大幅下落・圏外に落ちた時に焦らずに原因を突き止め行動する

検査結果が大幅に下落したり圏外になる実際に考えられる原因はたくさんあります。

主な要因

  • Googleアルゴリズムの変更の影響
  • Googleガイドライン違反・ペナルティを受けた
  • 過剰なリダイレクト
  • コンテンツスパム
  • 有害な発リンク
  • 自作自演被リンク
  • 検索クローラーのエラー
  • 第3者の悪質な被リンク攻撃の被害
  • サイトのリニューアル
  • セキュリティ関係(SSLなど)
  • 悪質な改ざん被害

もし自分の運営ミスやタイムラグによるエラーの場合は、基本的な対策を行い様子を見ましょう。
自作自演の過剰SEO対策による下落だった場合は、速やかに正しい状態に戻してください。

そして検索アルゴリズムアップデートや正当な順位評価の場合は、最新の検索エンジン最適化を知り土台から対応していく事をお勧めします。
 

これからのサイト・ブログ運営の大事なことをまとめました!


 

  • この記事を書いた人

宮武大輔

ウォーカーネット運営責任者。株式会社フルスペック代表取締役。2012年WEB集客・広告業で起業。複数メディアサイト運営&ウェブマーケティング&ネット集客の受注・コンサルティングを行う。愛犬家。さらに詳しいプロフィール→宮武の詳細プロフィール

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