ライバルチェックとは「このキーワードで上位表示できるか?アクセスを集められるか?」を判断するためのSEO対策です。
ページを作る際に、キーワード選定を行った後にライバルチェックが絶対に必要です。
ライバルチェックを行わないと
ライバルチェックを行わないでページを作ることは、地図も目標もない状態で何も考えずにがむしゃらに進むイメージです。
もしコンテンツが作成できても、ターゲットキーワードで上位表示をしなければ、基本的に世間には伝わりません。
サイト内誘導やSNSからアクセスを促す方法もあります。
上位表示するかのライバルチェックはタイトル・コンテンツ・サイト運営を調べる必要があります。
ライバルチェックの項目はこれだけ存在します
タイトルタグ
- 1ページ目のターゲットキーワードの比率
- SEO対策のタイトルタグ
コンテンツ記事
- 文字数・ボリューム
- 内部リンクの入れ具合
- SEO対策されていない記事
- 読んでいて解りにくい
- ページ内でキーワードに関するアンサーが書かれているか?
サイト全体
- ページ数
- 全体的なコンテンツボリューム
- 被リンク
- ドメイン運用歴
逆にしっかりと調べれば、上位表示できないページを作る事もほとんどなくなります。
ではライバルチェックの具体的な方法について詳しくご紹介します。
ライバルサイトの調べ方と注意点
具体的な方法は検索窓から実際にキーワードを検索してみることです。
そして調べる際にこれらの事を知っておくと良いしょう。
シークレットモードで調べる
調べるときはシークレットモードで調べることをお勧めします。
パーソナライズ検索は、現在では影響が少なくなっている現状ですが、念のためシークレットモードで検索してみましょう。
※chromeの画面、右上から選択できます。
→シークレットモードの詳しい手順・やり方はこちらで掲載中
キーワードの部分一致と完全一致
また複合キーワードの場合は、キーワードの部分一致と完全一致を調べる方法があります。
実際には特殊コマンドを使って検索すると見えてくるものがあります。
intitle・allintitlで検索窓に打ち込む特殊コマンドのことです。
部分一致=1つでも記事タイトルに入っている場合
allintitle:入力キーワード
完全一致=全てが記事タイトルに入っている場合
そうすると、実際にタイトルタグに含まれる複合キーワードの数が見えてきます。
同じキーワードで検索しても表示回数が違います。
順位チェック方法の詳細はこちらに掲載しています。
ライバルチェックの観察ポイント
検索したキーワードで上位10サイトのライバルチェックは何を判断するのか?
タイトルタグ・コンテンツ・サイト運営について調べます。
タイトルタグ
まずはタイトルタグの内容を見ましょう。
検索結果で表示されたタイトルタグから難易度を読み取ります。
キーワードが入っているサイトが少ない
もし複合キーワード検索して、10位以内のタイトルにキーワードが含まれていないタイトルが多い場合は狙い目です。
10サイト全部にキーワードが入っている
逆に10サイト全部キーワードが入っていると、上位表示するためにはしっかりしたSEO対策が必要になります。
これも部分一致と完全一致を見比べるとよいでしょう。
タイトルタグの作り込み具合もポイントになります。
またタイトルを観察した際にSEOを意識して作り込んでいるタイトルか?
それとも適当に作ったようなタイトルが上位表示されているか?
もし適当に作っているようなタイトルが上位表示していれば勝てる確率も高いと判断できます。
コンテンツ記事
次に1ページ目に上位表示されているサイトの傾向です。
主な判断基準
- 文字数・ボリューム
- 内部リンクの入れ具合
- SEO対策されていない記事
- 読んでいて解りにくい
- ページ内でキーワードに関するアンサーが書かれているか?
また自分で読んでいて解りにくいページが多いか?
記事の最後はきちんと検索キーワードを検索したユーザーが満足いく答えが書いているか?
(答えとなるコンテンツが不十分ならユーザーはまた検索に戻ってしまいます)
単純にSEO対策されている情報の濃いページが少ない場合は、こちらがSEO対策を考えた作り込んだページを書けば良いです。
サイト全体
そしてページ単位ではなくサイト全体の運営状況・ドメインパワーもチェックしましょう。
サイトの運用歴やページ数、ページボリュームや被リンクを見ます。
主な判断基準
- 文字数・ボリューム
- ページ数
- 全体的なコンテンツボリューム
- 被リンク
- ドメイン運用歴
ライバルが強いサイトの特徴
サイト運営に関してライバルが強い場合は、勝負するのは大変です。
特に検索1ページ目に以下のサイトが多い場合は、ライバルが強いと判断できます。
ライバルが強いサイトの特徴
- EATが強い運営者
- 公式ブログ
- 企業運営ブログ
- まとめサイト
- 運営歴が長い
- 記事数も多い特化型ブログ
- ニュースサイト
どのような運営者かもポイントです。
今はYMYL、EAT要素が高い運営者がサイト運営に有利な時代になっています。
EAT(専門性・信頼性・権威性)については下記ページに詳しく掲載しています。
また運営元が企業サイトなのか?専門サイトなのか?公式サイトなのか?の判別に加え、サイト全体の更新頻度や 運用歴なども検索順位に反映しています。
そのパワーバランスもライバルチェックでは情報収集する必要があります。
自分が上位表示したいキーワードの検索上位10ページがなんてことないページでも、サイト運用者・ドメインパワーがものすごい強いとやはり上位表維持が困難になります。
ライバルが弱い場合の特徴
また上位10位のサイトの中で、ライバルが弱く参入できそうな場合は以下が考えられます。
ライバルが弱く狙い目な場合
- コンテンツの質が低い
- 無料ブログ系のサイトが多い
- Q&Aサイトがある
- ウィキペディアがある
- まとめサイト(ネイバー)などがある
- 10位以内に同じドメインのページが2ページ存在する場合
- PDFなど資料系が結果に出ている
特に無料ブログが多いWikipediaがある、PDF資料が1ページ目にある場合は、ライバルは強くないと判断できます。
上位10ページの中に、SEO対策を本気で行なっているページが少ない意味合いでもあります。
単純にライバルが少ないので狙い目です。
ライバルチェックの際の知っておくべきコツ
ここからはライバルチェックとキーワード選定の要素も含まれますが、覚えておきたい部分をまとめています。
新しく生まれたキーワード(ライバルが少ない)はお勧め
新しく生まれたキーワードはライバルが少ないです。
- メディアやニュースなどで生まれた言葉
- そのジャンルで規制・製造・公開などが新たに行われ、話題になった言葉
- SNSで話題になった造語
- 世の中に新しいジャンルとして生み出された中の言葉
これらは過去にページを作っている人がいないため、ライバルも少なく難易度は低いけどアクセスが集まりやすいワードとしてチャンスです。
どんなジャンルでも常に新しい言葉は生まれ、話題になるキーワードがあります。
いち早くそのキーワードでページを作る
新たに業界内で使われる言葉、世の中に広まっていく言葉がありますので、対象ジャンルの情報収集を常に行い、ライバルよりも早く見つけてページを先に作ってしまいましょう。
話題になっているトレンドワード
先ほどと同じ原理で話題になっているキーワードでページを作るのもありです。
これもメディアやSNSが発信源となっている場合が多いです。
またこれからどんどん成長していく業界・ジャンルはお勧めです。
既にレッドオーシャンのジャンルの中からも、新しい分野が誕生していくパターンがあります。
その分野の中の最新情報や、成長分野などは把握してコンテンツを作ると検索ボリュームが増えてきます。
検索ボリュームとは関係ない
検索ボリュームに関係なく売れるキーワードは存在します。
購入や申し込み関連、アフィリエイト広告なども一緒です。
月間検索数に囚われない
月間検索結果が100ぐらいのスモールキーワードだとしても、そのキーワードのニーズとこちらから提供するサービスや商品がマッチしていればうまくいきます。
しかもライバルが少ないので上がりやすいです。
完璧を求めなくても良い
ライバルチェックをしてからのGOサインは完璧を求めなくても良いと思っています。
これだけ成熟して世界中の人が使う検索エンジンで、ライバルが全くいないキーワードは正直ありません。
「ライバルが強いか弱いか」という選択の中で判断してきます。
もちろん最初はライバルが少ないワードから進めていきますが、あまりにも完璧を求めるとキーワードが見つからず情報収集の段階で疲れてしまいます。
サイトを運営・更新していく中で精度を高めていきましょう。
ライバルチェックはサイト設計とも関連している
ライバルチェックやキーワード選定は最初のサイト設計も関連しています。
検索キーワードの選定は、サイト設計の段階で作られるからです。
同時にライバルチェックも一緒です。
ライバルチェックの対象となるキーワードは、サイト設計の段階でピックアップしておく事がオススメです。
検索順位は相対評価という事を踏まえる
ライバルチェックの判断基準は自分だったら上位表示できるか?
ページを作る際には、上位表示をさせアクセスを集める事が目的です。
全力を尽くしてもライバルに勝てなかったらアクセスは集まりません。
また適当に作ったページでもライバルが弱かったら上位表示できます。
- このキーワードは上位表示できそうか?
- 上位表示をしてアクセスが集まりそうか?
- ターゲットキーワードでライバルに勝てるか?
運営サイトのパワー・自分のSEOスキルと照らし合わせて判断する事を前提としましょう。
サービス上、必要なページはライバルに関係なくページは作る
補足としてどうしてもサイト運営上、作らなければいけない重要なページはそのまま作って良いと思います。
ビジネスやサービスの関係上、ユーザーに伝えなければいけないページも存在します。
集客ページと成約ページ、情報提供ページを判別してしっかりとサイト設計をして必要であれば作りましょう。
その際にはサイト内誘導、SNSを活用しましょう。
まとめ ライバルチェックをしっかりと行っていこう
ここまでがライバルチェックの方法とページを作成するかどうかの判断基準でした。
ページを量産していった後、取り返しのつかない段階で「ライバルチェックをしとけばよかった」と思わないようにページを作る前にライバルチェックは行いましょう。
ライバルチェックが終わったらページのタイトルタグ設定です