失敗しない暗号資産取引所の選び方

◆本サイト表記には一部PRを含みます。

一般的には暗号資産(仮想通貨)売買や通貨移動、保有も取引所を介して行います。

扱いにくい管理画面や倒産リスクのある取引所を選んで失敗しないようにしましょう。

暗号資産取引所を選ぶ際は以下のポイントを考慮することが重要です。

  • 取り扱っている暗号資産の種類
  • 管理体制
  • 取引高
  • 信頼性
  • 手数料・スプレッド
  • ツールやアプリの使いやすさ
  • 流動性

それでは一つずつご説明していきます。

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取り扱っている暗号資産の種類

暗号資産取引所を選ぶ際、取り扱っている暗号資産の種類に注目することは重要です。

以下の点を把握しておくと、自分に適した取引所を選ぶときの助けになります。

取り扱い通貨の多さから判断

取引所によっては、多くの暗号資産を取り扱っているところもあれば、ビットコインやイーサリアムなど主要な通貨のみを扱っているところもあります。

2024年現在の主力国内取引所

取引所取り扱い数
GMOコイン23銘柄
DMMビットコイン25銘柄
ビットバンク28銘柄
ビットフライヤー21銘柄
コインチェック24銘柄

海外になると取扱数は段違いですが、まずは国内取引から始めるのが安全です。個人的にはコインチェックがおすすめ。

自分が投資したい通貨が取り扱われているか確認しましょう。

そして暗号通貨の積立投資、またレンディングなど自分が希望する投資を考慮して選んでいきましょう。

ニッチな通貨の取り扱い

一部の取引所では、メジャーでないニッチな暗号資産も取り扱っています。

海外ではたくさんの種類の通貨を取り扱っています。海外メジャー取引所だけでもこれだけあります。

2023年現在の主力海外取引所

取引所取り扱い数
バイナンス(Binance)300銘柄以上
バイビット(BYBIT)200銘柄以上
ビットフレックス(Bitfinex)200銘柄以上

あと海外大手でも扱わない「草コイン」系もめちゃくちゃあります。現在、1,000銘柄以上存在するのが実情です。

特定の通貨に興味がある場合、それらの通貨を扱っている取引所を選ぶことが重要です。

新規上場通貨

取引所によっては、新規上場の暗号資産をいち早く取り扱っている場合があります。

現在は、暗号資産が誕生して海外のマイナー取引所→海外メジャー取引所→国内取引所の順番で上場されることがほとんど。

ですので新規上場を狙うなら、海外取引所の登録をおすすめです。

ただ情報収集をしっかりしないと見逃しますのでご注意ください。儲け主義にやるのは難易度が高いです。

新しい通貨に投資したい場合、新規上場通貨を積極的に取り扱っている取引所を選びましょう。

通貨ペア

取引所では、通貨ペア(例:BTC/ETH, BTC/JPY)が提供されています。

自分が取引したい通貨ペアが取り扱われているか確認して、取引通貨ペアに応じた取引所を選びましょう。

国内ではJPY=日本円で売買・取引するのが普通ですが、実は海外では通貨ペアがたくさんあるんです。

主なメジャーな通貨ペア

  • BTC/USD(ビットコイン/米ドル)
  • BTC/JPY(ビットコイン/日本円)
  • BTC/EUR(ビットコイン/ユーロ)
  • ETH/USD(イーサリアム/米ドル)
  • ETH/JPY(イーサリアム/日本円)
  • ETH/BTC(イーサリアム/ビットコイン)
  • XRP/USD(リップル/米ドル)
  • XRP/JPY(リップル/日本円)
  • XRP/BTC(リップル/ビットコイン)
  • LTC/BTC(ライトコイン/ビットコイン)

これらの点を考慮して、自分に合った取引所を選ぶことが重要です。

また取引所ごとに手数料やサービス内容が異なるため、それらも比較検討することで、最適な取引所を見つけることができます。

取引所の管理体制

暗号資産取引所を選ぶ際、管理体制に注目することも重要です。

以下の点に注意して取引所の管理体制を確認しましょう。

法令遵守

取引所が適切なライセンスを持っており、法令や規制に従って運営されているかを確認しましょう。

これは取引所が信頼性が高く、安全性が確保されていることを示します。

暗号資産取引所の法令遵守とは各国が定める法律や規制に従い、取引所が適切かつ安全な運営を行うこと。各国の規制当局が監督し、取引所は登録や認可を受けることが求められます。主な法令遵守のポイントは以下の通りです。

  1. 顧客本人確認(KYC): 顧客の身元を確認、不正利用やマネーロンダリングを防止。
  2. 反マネーロンダリング(AML): 不正資金の取引やテロ資金供与を防ぐための対策。
  3. サイバーセキュリティ: 顧客の資産や情報を保護の適切なセキュリティ対策。
  4. 資本規制: 取引所は適切な資本を維持し、顧客資産の安全性を確保。
  5. 透明性: 取引や手数料に関する情報を明確に開示し、顧客が適切な判断ができる。

法令遵守は、取引所の信頼性を高め、顧客の資産と安全を守るために重要です。

セキュリティ対策

取引所が資産を安全に管理しているかどうかを確認することも重要です。

例えば取引所が資産の一部をオフラインのコールドウォレットに保管しているか、二段階認証が導入されているかなどを確認しましょう。

また取引所のセキュリティばかりではなく私たちの自己管理も必要です。

私たちが知っておくべき暗号資産のセキュリティ対策の重要なポイント

  • 強力なパスワードの設定
  • 二段階認証(2FA)の利用
  • セキュアなウォレットの使用
  • 不審なメールやメッセージに注意
  • ソフトウェアの更新
  • 信頼性のある取引所
  • バックアップの実施

これらの対策を実践することで、暗号資産資産をハッキングや詐欺から守り、安全に取引・保管できる環境を整えることができます。

顧客サポート

取引所の顧客サポートが迅速かつ丁寧であることも、良い管理体制の証拠です。

サポート対応の評判やサポートチャネル(メール、電話、チャットなど)が充実しているか確認しましょう。

良い顧客サポートを提供している暗号資産取引所の特徴

  • 迅速な対応:問い合わせに対して迅速かつ適切な対応
  • 分かりやすい説明:顧客が抱える問題や疑問に対して分かりやすく丁寧な説明
  • 複数のサポートチャンネル:メール、チャット、電話など、複数方法サポート
  • 24時間対応:取引所が24時間体制でサポート提供
  • サポート資料の充実:FAQやヘルプセンターなど自分で問題解決できる情報を整備
  • 専門知識のあるスタッフ:専門知識を持つスタッフがサポート
  • 言語対応:取引所が多言語対応、顧客が自分の母国語でのサポート

良い顧客サポートを提供する暗号資産取引所を選ぶことで、問題が発生した際に迅速かつ適切な対応が受けられ、安心して取引を行うことができます。

情報開示と透明性

取引所が運営会社の情報や経営陣の情報を明示しているか?

取引データや企業情報、法令遵守の確認やセキュリティ情報の開示が対象になります。

また財務状況やセキュリティ対策などの情報が公開されているかを確認しましょう。

透明性が高い取引所ほど、信頼性が高いと言えます。

過去のトラブルや問題

取引所が過去にハッキング被害やシステムトラブルなどの問題があった場合、それらが適切に解決されているか?

また再発防止策が講じられているかを確認しましょう。

特に再発防止をしっかり行っているか?は重要かと思います。

これらの点を考慮して、取引所の管理体制を評価しましょう。

良好な管理体制が整っている取引所は、安全性が高く、安心して取引が行えることが期待できます。

手数料やスプレッドの透明性

取引所が手数料やスプレッドに関する情報を明確に公開しているかを確認しましょう。

透明性の高い取引所は信頼性が高く、取引コストを把握しやすいです。

これらの点を考慮して、手数料やスプレッドが適切な取引所を選びましょう。

手数料やスプレッドが低い取引所を利用することで、取引コストを抑えられ、利益を最大化することができます。

取引上で扱われる流動性や取引高

取引高が大きい取引所は、通貨の売買が活発に行われており流動性が高いと言えます。

流動性とは資産がどれだけ迅速かつ容易に売買できるかを示す指標。
暗号資産の場合は市場での取引量や注文の深さが流動性に影響します。

高い流動性のメリットとしては流動性が高い場合は、価格変動が小さく安定しており売買の際にスリッページが少なく、取引所での注文がすぐに約定しやすくなります。
逆に流動性が低い場合、価格変動が激しく、売買時に大きなスリッページが発生する可能性があり、注文が約定しにくく、取引が難しくなることがあります。

また取引所と流動性:では取引所が提供する通貨ペアや取引量が多いほど、通貨の流動性が高まります。

流動性が高い取引所では注文が迅速に執行される可能性が高く、スムーズな取引が期待できます。

この他にも取引高が大きい取引所は多くのユーザーが利用しており、その分信頼性が高いと考えられます。

信頼性の高い取引所を選ぶことで、安心して取引を行うことができます。

これらの点を考慮して、取引高を基準に取引所を選ぶことが重要です。

ただし、取引高だけでなく、手数料やセキュリティ、サポート体制なども総合的に評価し、自分に適した取引所を選びましょう。

以下の点をチェックして、取引所の信頼性を判断しましょう。

ツールやアプリの使いやすさ

暗号資産取引所を選ぶ際、ツールやアプリの使いやすさも重要な要素です。

以下の点を確認して、取引所のツールやアプリが使いやすいかどうか判断しましょう。

インターフェースの分かりやすさ

取引所のウェブサイトやアプリのデザインが直感的で分かりやすいかを確認しましょう。

チャート表示

取引所では価格チャートを表示することで、ユーザーが価格の推移や市場の動向を把握できるようにしています。

チャートには、線グラフやローソク足グラフなど、複数の表示方法が用意されていることがあります。

注文画面

取引所では注文画面を通じて、成行注文や指値注文、逆指値注文など、さまざまな取引オプションを提供しています。

購入したい通貨ペアや注文数量、価格を入力して取引を行います。

注文履歴

取引所では過去の注文履歴や現在の未約定注文を一覧で確認できるようになっています。

自身の取引履歴を簡単に管理できます。

取引ペア一覧

取引所では、提供されている通貨ペアの一覧が表示されます。

お気に入りの通貨ペアを登録することで、取引ペアの選択を簡単に行うことができます。

深度チャート(オーダーブック)

取引所では、売り注文と買い注文の深さを表示する深度チャートが提供されることがあります。

市場の流動性や価格帯を把握し、取引戦略を立てることができます。

使いやすいインターフェースは、取引をスムーズに行える助けになります。

チュートリアルやサポート

取引所がツールやアプリの使い方を説明するチュートリアルやサポートが充実しているかを確認しましょう。

取引所のニュースやお知らせ

取引所では最新のニュースやアップデート、メンテナンス情報などを表示することで、ユーザーに重要な情報を提供します。

特に初心者にとっては、使い方がわかりやすく説明されていることが大切です。

これらの点を考慮して、取引所のツールやアプリの使いやすさを判断しましょう。

使いやすいツールやアプリが提供されている取引所を選ぶことで、ストレスなく効率的に取引を行うことができます。

手数料・スプレッド

暗号資産取引所を選ぶ際、手数料やスプレッドにも注意を払いましょう。

以下の点を確認して、手数料やスプレッドが適切かどうか判断しましょう。

取引手数料

取引所ごとに取引手数料が異なります。

取引手数料の種類

取引手数料には取引(売買)手数料、入金手数料、出金手数料などがあります。
取引所やサービスによって手数料の設定が異なるため、注意が必要です。

取引所ごとの違い

各暗号資産取引所は独自の手数料体系を持っており、手数料の高さや計算方法が異なります。
取引所を選ぶ際には、手数料の違いを比較検討しましょう。

メーカー・テイカー手数料

一部の取引所では、注文の種類によって手数料が変わるメーカー・テイカー制度が採用されています。
メーカー(指値注文)は流動性を提供し、テイカー(成行注文)は流動性を利用するため通常、メーカー手数料はテイカー手数料より低く設定されています。

手数料の割引

取引所によっては、自社のトークンを保有することで取引手数料の割引を受けられる場合。
また取引量が一定レベル以上のユーザーに対して、手数料の割引が適用されることもあります。

ネットワーク手数料

暗号資産の送金には、ブロックチェーンネットワークの手数料(マイナーへの報酬)が発生。
この手数料は通貨ごとやネットワーク状況によって変動し、取引所が関与しない場合もあります。

取引手数料を理解して自分に適した取引所やサービスを選択することで、効率的な暗号資産取引を行うことができます。

スプレッド

暗号資産取引所ごとにスプレッドは異なります。

スプレッド=買い注文(Bid)と売り注文(Ask)の価格差。

取引所が手数料の一部として収益を得る方法のひとつ。

取引量の違い=取引所によって取引量が異なるため流動性が異なります。流動性が高い取引所では、スプレッドが狭くなることが一般的です。

通貨ペアの違い=取引所によって提供される通貨ペアが異なります。一般的にメジャーな通貨ペアは流動性が高くスプレッドが狭いですが、マイナーな通貨ペアは流動性が低くスプレッドが広がります。

取引所のビジネスモデル=取引所ごとに手数料や収益モデルが異なります。一部の取引所はスプレッドを広げることで収益を上げる戦略をとることがあります。

市場状況=暗号資産市場の変動性やニュースなど、市場状況によってスプレッドが変動することがあります。そのため取引所間でもスプレッドに違いが生じます。

取引所を選ぶ際には、スプレッドや手数料を確認し、自分にとって最適な取引環境を提供する取引所を選ぶことが重要です。

暗号通貨の取引所の選び方まとめ

自分が投資・トレードをするのであれば失敗しない取引所を選びたいですね。

  • 取り扱っている暗号資産の種類は多い方が良い
  • 管理体制=セキュリティやサポートはしっかりしているか?
  • 取引高があった方が流動性が高くなる
  • 大手取引所・口コミや評判から信頼性をチェックする
  • 手数料・スプレッドはやっぱり大事
  • ツールやアプリの使いやすい方が初心者には良い

これから始める方は特に慎重に選びたいですね。

もしこのぺージを最後まで読んで、取引所選びに迷っている方はコインチェックをお勧めします。

通常の売買の他にさまざまな投資の方法もあります。
別ページに詳しくまとめたので参考にしてください。

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  • この記事を書いた人

宮武大輔

ウォーカーネット運営責任者。株式会社フルスペック代表取締役。2012年WEB集客・広告業で起業。複数メディアサイト運営&ウェブマーケティング&ネット集客の受注・コンサルティングを行う。愛犬家。さらに詳しいプロフィール→宮武の詳細プロフィール