検索順位チェックは今後のSEO対策の判断材料として、対象キーワードの検索順位を確認する行為です。
客観的なデータの取得と、今後の対策内容の指標として順位チェックは強く推奨します。
そして検索順位チェックを行う時は以下を知っておくと良いです。
検索順位チェックに関する知っておきたい内容
- チェックは毎日行う
- 1ページに対して複数のキーワードを対象にする
- インデックス日や対策日時は控えておく
- ライバルサイトのチェックも行う
- 毎日の多少の上下には一喜一憂しない
- 大幅下落時は暫く様子見。原因は判別してから動く
- パーソナライズ機能はあまり気にしない
- 手動は大変。検索順位チェックツールを使おう
現在は検索順位チェックツールもたくさんあります。
では詳しく検索順位チェックのコツと方法についてご紹介していきます。
順位チェックをする時に知っておきたい事
では検索順位のチェックを行うにあたって知っておきたいコツについてご紹介していきます。
毎日チェックする
順位チェックは毎日行うことに意味があります。
時系列データが大事なんです
たまに気になって順位を見るくらいでは「何位なんだ」と思うだけでSEO対策においては意味がありません。
毎日行いながらデータが蓄積されていく事によって、サイトやページの評価が初めて出来ます。
ですので基本は毎日順位チェックを行いましょう。
1ページにつきキーワードは1つでなくても良い
個人的にはさまざまなキーワードで順位をチェックします。
1ぺージに調べるキーワードは一つでなくてもよいです。
やはり情報量が多いほど、対策内容も見えてくるので検索キーワードは多ければ多いほど良いです。
サーチコンソールから調べる事ができます。
サーチコンソールの「検索パフォーマンス」から実際に生きた検索キーワードが出てきます。
そこで検索されているワードの順位を見て、観察対象するかどうかを決めて設定しましょう。
SEO対策をした内容と日を控えておく
漠然とチェックするよりも、自分でSEO対策した日時を覚えておくと、対策に対して効果が客観的に解ります。
- 記事公開日
- リライトした日
- 内部リンク
- 外部リンク
SEO対策が成功したか判別しやすくなる
それぞれページごとの対策日時や成功内容を控えておくと、PDCA=(Plan計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)が起こりやすくなります。
特に重要な「上げたいワード」の場合はお勧めします。
ライバルサイトのチェックも行う
可能であればライバルサイトの順位チェックも行ってみると良いです。
もちろん時系列も知りたいので、出来ればライバルサイトのチェックも毎日行うのがベストです。
視野が一気に広まります
特に自分が狙っているターゲットキーワードのTOP10を対象にすると、検索アルゴリズムと高評価のページの傾向などが読み取れます。
自分が目標にしているサイトや見本とするサイト、ライバル的な位置にあるサイトのチェックも行っておくとより深い情報が取得できます。
何でもかんでも対象に入れると膨大な量になりますので、厳選はしましょう。
順位の上下に対する心構えと対策
基本的に細かい順位変動は毎日行っています。
SEO対策やサイト・ブログ運営を行っているのは自分だけではありません。
少し下がったからといって、自分の評価が下がった訳ではなく他のサイトがSEO対策したから上がったというケースも多いです。
ページを公開してから半年以内
1桁~2,30位くらいの変動は日常です。
インデックスされて半年くらいは、検索アルゴリズムの正しい評価をするまでの期間だと思ってください。
※新規ドメインから半年以内のサイトやブログのエイジングフィルターの理屈です。
詳しくは下記ページで説明しています。
→エイジングフィルターとは?
ページ公開から半年以上経過の場合
半年以上経過しても、対策を何をしていなくても順位変動があります。
特に10位以内のキーワードは、ライバルサイトが一生懸命に上位表示しようと努力した結果が結ばれて、相対的に自分が下がる事も多いです。
ですので小さな順位変動に振り回されないようにしてください。
衝動的にならない
「落ちたー」といって雑な自作自演リンクなどはしない事をお勧めします。
大幅な順位下落・変動があったとき
大幅に順位が上がった時は素直に喜んで良いです。
継続して対策していけば良いです。(上がった原因は把握しておきましょう)
純粋な順位評価の変動
- SEO対策による通常のページ評価が変わった
- 実は違うワードで評価されてしまっている
- Googleアルゴリズムの変更の影響
- Googleガイドライン違反が見つかった
エラー系
- 検索クローラーのエラー
- 第3者の悪質な被リンク攻撃の被害
操作
- サーバー変更時のタイムラグ
- テンプレート変更による評価の変更
- セキュリティ関係(SSLなど)
過剰なSEO
- リダイレクト
- コンテンツスパム
- 有害な発リンク
- 自作自演被リンク
順位の大幅下落や圏外の原因について詳しくはこちらに掲載
順位を実際に調べる手段
では実際の検索順位はどうやって調べるか?
大きく分類して手動と自動ツールのどちらかになります。
手動で検索して調べる場合
ヤフーやグーグル、Bingを始めとする検索エンジンの検索窓からキーワード検索する方法です。
手動検索して自分のページが何位かを下がる地道な方法。
一般的な順位チェック方法ですね。
パーソナライズ機能との関係
パーソナライズは「個別化」を意味し、検索する人の地域や履歴行動によって、検索結果を人の嗜好に合わせて検索順位を差別化して表示する仕組みの事。
※年齢・性別属性では差別化されない。
ですのでパーソナライズはあまり気にしなくても良いかと思います。
気になる方はグーグルアカウントをログアウトして調べるか、シークレットウィンドウで検索してみましょう。
自動ツールで調べる
基本的には毎日、手動で検索窓から調べるのは大変。
1ページから順番に探さなければいけないですし。
無料から有料まで順位チェックツールはたくさんあります。
検索するキーワードが多くなると、ツールの方が時間効率はもちろんしっかりしたデータも取得できます。
さっと簡単に順位を調べたい時に使う簡易版や、本格的に取得していきたい時のインストールタイプやクラウド版などさまざまな種類があります。
簡易版は基本無料、インストールやクラウド版は月額有料になっている事が多いです。
主な検索順位チェックツール
「クラウド版ツール」
「インストール版ツール」
SEOやサイト作成を始めた時からずっと使っているので10年弱になります。
まとめ 順位チェックは必須!出来れば毎日チェックしましょう
順位チェックを行うという事はアクセス解析と同じく、客観的なデータです。
インデックスされた日や、行ったSEO対策の内容や日時を覚えておけば検証結果として観察できますので検索順位に一喜一憂しなくてすみます。
きちんと順位チェックを毎日行いSEO対策の判断材料にしましょう。
当然ですが取り組むSEO対策によって順位は変わってきます。
ページの更新頻度やドメインパワーでも順位は変わります。
しっかりSEOを学びながら順位チェックしましょう!