お店の情報や写真・動画は許可なくアップしてもよいのか?

お店の情報や写真・動画は許可なくアップしてもよいのか?

飲食店やショッピングなどなど
外出先で撮影した画像や動画、また店舗情報などをSNSやブログに掲載したい時があります。

よくある掲載したい瞬間

  • 楽しい食べ歩きの時の写真や感想をSNSに
  • 美味しかったからみんなに伝えたい
  • 商品が可愛いからSNSで紹介したい
  • 大好きなお店の情報を載せたい
  • 店内の風景をアップしたい
  • 味に対してシビアな感想を書きたい
  • 許せないことがあったからネットに掲載したい

でもお店に撮影やブログ・SNSに許可を取っていない時。

実際は?

はたして無断でSNSやブログ・サイトに掲載しても大丈夫なのか?

気になる所ですよね?
ここではお店情報や写真・動画のネット掲載について詳しくお伝えします。

Pickup!

なぜ今からブログお勧めな理由

近年のAiツールの出現によって、ウェブ・SNS・動画の世界・検索エンジンもAIの時代に。激動するネット集客の中で「実は今からがブログ運営がお勧め!?」
記事を量産しないブログ運営
がAIの時代になってオススメになりました。

なぜ今年になってブログがお勧めなのか?詳しく解説しています。
→AIの時代になってブログがお勧めな理由まとめ

無断撮影はOKか?NGか?

では「法律的」にお店側に無断で写真を撮影・ネットに掲載するのは良いのか?

不法行為の可能性

基本的には「不法行為」にあたり、損害賠償を請求される可能性があります。

 
ただ「線引き」に関しては個人差があるのも事実。
どんな状況でも不法行為になるとは限りません。

一般的な料理などは、提示された商品(料理)を制作したもので、著作権などにはならないとされています。
以下の内容も争点になりそうです。

  • 著作権が発生した商品か?
  • 見た目・盛り付けが創造的なものか?
  • レシピの著作権ではないという論点
  • 室内なのか開かれた空間の中か?

基本的に店内などでは、撮影許可は必要です。
撮影禁止と書かれているにも関わらず撮影するのは「施設管理権の侵害」にあたり違法の可能性が高くなります。

黙認されるケース

ただしお店の人にも見えるような場所で堂々と写真を撮った際に、注意や辞めるように言われなかった場合、「黙認された」と捉えられる場合もあります。

場所や撮影したもの、環境や撮影方法などケースバイケースというのが現実なところでしょう。

しかし著作権が発生する商品や絵画や彫刻などの美術品などは要注意です。
無断で撮影された写真や動画の中に、入っていて無断でネット掲載した場合、著作権の関係でトラブルになる可能性もあります。
万が一、掲載したものがSNS拡散されてしまった場合、厳しくその行動を問われる事になるでしょう。

既に公開されている写真や動画の無断利用はNG

ウェブサイトやSNSに既に掲載されている写真や料理本の写真の無断転記はダメです。
すでに被写体の料理に関する著作、写真撮影者の著作権の侵害にあたります。

写真撮影に、撮影者の労力や撮影工夫が含まており、撮影した時点で著作が発生します。
ですのでネットの無断転記は基本アウトです。

お店側に確認する許可は2つ


人道的・道徳的にやはり事前に許可を得るのが筋というものです。
お店側に得た方がよい許可は2種類あります。

写真や動画を撮影する許可

撮影許可

自分に出された料理や商品、外観やお店の様子など映像に収めるための許可です。

本来であれば映像に収める事も嫌がることもあります。

ネット媒体に掲載するための許可

掲載許可

撮影許可とは別に、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのSNSやブログ・ホームページなどのネット媒体への掲載許可です。

仕事として雑誌紹介などの時はお店側にほぼ確認してから掲載するのが当たり前。
ただインターネットになるとモラルが著しく低くなってしまう傾向にあるようです。

お店に得なければいけない許可は2種類ある事を覚えておきましょう。
きちんと両方の許可を得る必要がありそうです。
 

お店の情報を掲載するとクレームを受ける理由


では実際に、ブログやSNSで紹介したらお店からクレームが入る理由について考えます。

お店からクレーム

よかれと思って書いたブログ記事で、思わぬクレームが…

写真を断られた

お料理やお店の中の写真を載せたら外してほしいと言われた…

せっかくお店の宣伝にもなると思ったのに、なかなかうまくいかないものです。
どうして、こんなことになってしまうのでしょうか?
 

実際にはお店とお客の重要点が異なる場合

お店によって、お客さんを集めるための方針が異なるからです。
特にお店側にこだわりがある場合、起こりえます。

そのお店の方針によって「宣伝したい」とか「内緒にしておきたい」とかの事情は違います。
そこでお店はある程度ターゲットになるお客さんを絞って、料理や雰囲気に気を配っています。

こういうケースも

たとえば、ちょっと奥まったところにある、隠れ家風のお店。

プライベートで、仲のいいお友達同士が静かに飲めるのが売りだったとします。
そこへ、ブログを見たお客さんが大勢押し寄せてきたら、どうでしょうか。
隠れ家ードは台なしに…お店の調度品も、ライバルに真似されてしまうかもしれません。
常連のお客さんが来なくなり、ブームが去った後はガラガラ…の場合もあるのです。

極端な例かもしれませんが、何かこだわりの持っていそうなお店ではあり得る事です。

料理の写真も撮影の技術によって見た目が変わる

また、料理の写真も、撮る人によって全く違って見えます。

こういうケースも

こんもりと、おいしそうに盛り付けたのに…
真上からフラッシュをたいて、バーン!と撮ったら、全然おいしそうに見えません。

でもお店からはお客さんに対して、「あなたの写真の腕が問題で」とは言えないですよね。
だからいろいろな理由をつけて撮影禁止になるのではないかと思われます。

クレームが起きやすい時の特徴

  • 会員制のお店
  • 無駄に広まって常連さんにしっかり提供できなくなるのを嫌う
  • 小規模でゆっくり経営したい
  • こだわりに反する内容の口コミや写真が広まってしまう
  • 広まることによる起こるクレームや悪評を嫌う

これらの理由も考えられます。
利用者側からは解りにくい理由があるのかもしれません。

お店側が宣伝してほしいという思惑も現実ある

一方、お店の中にはブログに書いてもらって、宣伝にしたいという場合もあります。
有名ブロガーを招いてわざと食事をさせブログに書いてもらう事も多くなりました。
お店から声をかけられて食事をしたとしても、自分の素直な感想を書くだけなら、特に問題はありません。

撮影に関する補足事項


もしお店の料理や商品、店内や風景を撮影したいと思った時に覚えておきたい事についてまとめました。

撮影NGという張り紙がなくても「撮影OK」ではないので注意

店内に撮影に関する貼り紙やメニューがない場合でも「良いわけではありません」
たまに何も注意事項がなかったら大丈夫だと思ったという声も聞かれます。
しかし貼り紙がないだけで許可なく撮影しない方が良いです。
 

許可を得ることはトラブルがあった際に自分の身を守る

撮影・掲載が発覚してトラブルに発展した際に、許可を得ていたかどうかは大きいです。
もし事前に許可を得ていたら問題はないですが
無断撮影・無断転記だった場合、損害賠償になった場合不利になります。

モラルがどんどん低下している

スマホやInstagraなどの写真撮影アプリの普及。
そして私たちの基本的なモラルの低下により、撮影するのが当たり前になっています。
ルールではなくマナーの部分ですね。
お店側も「人」ですので、失礼のないように関わっていきたいですね。

まとめ


お店の情報を無断で撮影・転記してよいのか?という部分ではいかがでしょうか?

  • 基本的には「不法行為」にあたり、損害賠償を請求される可能性がある
  • 不法行為にあたる基準は、撮影物の内容や特性、場所がっ変わってくる
  • 著作権が発生する商品や絵画や彫刻などの美術品などはNG
  • 許可する内容は撮影許可と掲載許可の2種類
  • 撮影NGという張り紙がなくても「撮影OK」ではない
  • 許可を得ることはトラブルがあった際に自分の身を守ること

やはりお店の中や料理を商品、店内や撮影するには、お店の人に一声かけるのがマナー。
撮影自体がよくないとはいえませんが、やはりお店への配慮が必要だと思います。
 


 

  • この記事を書いた人

宮武大輔

ウォーカーネット運営責任者。株式会社フルスペック代表取締役。2012年WEB集客・広告業で起業。複数メディアサイト運営&ウェブマーケティング&ネット集客の受注・コンサルティングを行う。愛犬家。さらに詳しいプロフィール→宮武の詳細プロフィール